防災情報

中越地震の二次災害とライフライン切断

fotolia_58105573_subscription_xxlみなさんは、2004年10月23日に発生した「新潟県中越地震」で、地震発生の4日後に救出された「奇跡の男の子」を覚えてらっしゃるでしょうか?
地震から10年以上が経過した現在、当時2歳だった男の子も中学生となり、世間からはこの当時の記憶が薄れつつあります。
しかし、防災面では「新潟県中越地震」から学んだことも多く、特に地震による二次災害とライフラインが停止した際の対象法はオフィスやご家庭でも活かせます。
そこで、今回は地震による二次災害とライフラインが停止した際に覚えておきたい、防災術をご紹介します。

 

 

 

新潟県中越地震で注目された意外な二次災害と教訓

fotolia_105935418_subscription_xxl新潟県を中心とした山間部で発生した「新潟県中越地震」は、死者68名、負傷者4,800名以上の被害を生み多くの方が被災しました。
この地震の特徴は、度重なる余震の発生と、ライフラインの切断による生活への影響で、ライフライ
ンが停止した世帯は、水道:70,000戸以上、電気:64,000戸以上、ガス:23,000戸以上ともいわれます。
また、地震の二次災害として「深部静脈血栓症 (通称:エコノミークラス症候群)」が取り上げられたことも特徴的です。
これは、度重なる余震で家屋よりも車中が安全だと考えた被災者が、狭い車の中で寝泊まりを続けたために起きた、想定外の二次災害でした。そして。このことをきっかけに避難先での過ごし方にも注目が集まりました。

 


エコノミークラス症候群とは?

静脈中に血の塊(静脈血栓)ができ、血流に乗って肺へ到着した血栓が、肺の動脈を閉塞した結果、呼吸困難やショック症状、最悪の場合、死に至ることもある病気です。予防するには、血栓ができないよう、適度な運動とこまめな水分補給が必要だといわれています。


 

また、エコノミークラス症候群のほか、「通電火災」と呼ばれる二次災害にも注目が集まりました。
通電火災とは、停電から復旧し‟再通電”した際に、ストーブなどの熱源から広まる火災のことで、阪神大震災の際には多くの被害を生みました。
現在では、この時の教訓が生かされ、震災時には‟ブレーカーを落とす”ことが必須と考えられています。 リンテック21が開発した「感震ブレーカーアダプター ヤモリ」も、取付工事が不要でコストもあまりかからないため、オフィスやご家庭で広く利用されています。
このように、新潟県中越地震からは二次災害の面でも学べることが多く、現在の防災対策にも生かされているんですよ。

 

 

地震でライフラインが停止…。復旧日数や対処法は?

fotolia_91301275_subscription_xl新潟県中越地震では、想定外の二次災害のほか、ライフラインの切断も問題となりました。東日本大震災では、復旧までに電気・1週間、水道・3週間、ガス・5週間が必要だったという話もあります。そこで、地震によりライフラインが停止した時の簡単な対処法をまとめました。
以下の箇条書きリストを、囲みなどでたたせてください。

 

 

●水道の停止には

成人は1日3リットルの水が必要といわれています。日ごろからペットボトルやポリタンクに水を常備しておくことが必須です。なお、地震直後は水道がまだ出ることもあるので、ライフラインの中でも水を優先的に確保するようにしましょう。

 

●電気の停止には

震災時には、「食料の保管」と「照明・情報源」としての電気を確保しましょう。
もし冷蔵庫が活用できれば、まず冷凍室の食材を冷蔵室へ移し、少しでも解凍を遅らせます。季節にもよりますが、電気が通っていない場合でも、冷凍食品によってほかの食材の冷蔵効果が期待できます。保冷バッグなどがあれば、なお良しですね。
また、照明・情報源としては、ラジオや懐中電灯、コンセントなどが一体化した手動の発電機がおすすめです。また、単三電池などを貴重品と一緒に保管して持ち出すと便利ですよ。

 

●ガスの停止には

被災時にガスがない場合、「調理ができない」、「お湯がなく入浴ができない」といった問題が発生します。ただし、ガスを自前で確保するのは困難なため、防災グッズとしてガスコンロとガスボンベを取り出しやすい場所に用意しておきましょう。
このように、ライフラインが停止した際の困難な場面が想定しておくと、いざというときにスムーズに対処できますね。

 

 

なお、リンテック21では様々な場所で簡単に取り付けられる防災グッズを開発しています。いつ起こるかわからない自然災害に備え、ご家庭や会社でも万全の準備をしておきましょう!